FP(ファイナンシャル・プランナー)の勉強を始めるきっかけとなった出来事

日常

私は会社員です。

30年近くになる会社員生活において、
会社で加入している社会保険(健康保険)の仕組みを
意識したことはありませんでした。

医療機関にかかったら、医療費は自己負担3割を払えば良い、
くらいしか考えたことがありません。

そんな6月のある日、
健康保険や医療制度に関して、自分の無知さ加減を思い知る
出来事がありました。

長男が大量の吐血で救急搬送されたのです。
検査の結果、マロリーワイス症候群であることが判明。

マロリーワイス症候群(まろりーわいすしょうこうぐん):
繰り返す激しい嘔吐のために食道に圧が加わり、
食道胃接合部付近の粘膜が破れ出血する疾患。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

精密検査と経過観察のために入院が必要です。

医療事務の人から入院手続きの説明を受けます。

「大部屋に空きがなく個室しかないので、差額ベッド代が必要になる」

個室の費用が高いのは何となく分かっていたので
大部屋希望だったのですが、仕方ありません。

どの程度高くつくのか

医療事務の人がいったん席を外したので、
戻ってくるまでの待ち時間に、差額ベッド代の費用感について
ネットで調べました。

思わぬ事実が分かりました。

なんと、下記に該当するケースでは差額ベッド代を支払う必要がないとのことです。

  1. 同意書による確認を行っていなかった場合
  2. 治療上の都合により個室に入院した場合
  3. 患者の意思ではなく病院側の都合で個室に入院した場合

知らなかった…

医療事務の人に、こちらは個室を希望していないことを
改めて話をしたうえで、
上記のケースについて恐る恐る聞いてみました。

すると、
知ってしまったか…、みたいな反応で、
個室入院で発生する差額ベッド代の費用負担はなくなりました。

意図的に説明をしなかった病院の不親切な対応もどうかと思いますが、
このときばかりは自分の無知さ加減を思い知って落ち込みました。

あやうく、言われるがまま高額な差額ベッド代
無邪気に支払ってしまうところだったのです。

さらには、退院後、
息子が加入している民間の保険会社に入院給付金を請求するときに、
保険会社から言われたのですが、
退院時に精算した自己負担額が高額療養費制度の適用範囲に
なるかもしれないらしく、
私の自己負担限度額(区分)を教えてほしい、
とのことです。

区分ってなに?…

これまで、高額療養費制度のことを身近に考えたことはありませんでした。
知っていれば、民間保険に膨大(月数万円)な保険料を
20年以上払い続けるようなことはしませんでした。

マネーリテラシーの低さを痛感した出来事でした。

自分のことは自分で守る。

保険・税金・年金・相続・金融資産・不動産。
これらに共通する「お金」の悩みに答えるのが
お金の専門家であるFP(ファイナンシャル・プランナー)

FPの勉強を始めようと決意しました。

これからも避けて通れないお金の問題に対して
無知ではいられません。

知識武装する必要があります。

FP ⇒ お金の専門家
を目指しているわけではありませんが、
せっかくなので、勉強した証として
FPの資格を取れたら良いなと思います。

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